セルローズファイバー
セルローズファイバーとは?
セルローズファイバー
主に新聞紙を原料とした自然素材の断熱材です。欧米諸国が発祥でアメリカではシェアNO.1を誇るなど、世界基準の注目の断熱材です。製造方法としては、主原料の新聞紙を細かく粉砕し、ホウ酸系薬剤を添加して作られます。粉砕された新聞紙の太さが違う木質繊維が絡み合う事で空気の層が作られ、繊維1本1本の中にも自然の空気胞が作り出され、この空気の存在が熱や音を一層伝えにくくしています。
主な特徴
結露防止
吸放湿性能を持つセルローズファイバーが結露を防ぎます。木質繊維のセルローズファイバーは周囲の状態に応じて、水分を吸ったり吐いたりしています。この吸放湿性能が適度な湿度をもたらし、結露を防止します。
防火
表面が炭化層となり延焼を防ぎます。セルローズファイバーはホウ素系薬品により充分な防熱処理がなされています。建設省認定(準不燃2013号屋根30分耐火指定R0206)。ホウ酸は物に吸着すると一瞬にして相手から水分を奪う性質が有り、乾いた相手はすぐ燃えます。表面だけ燃えると、今度はホウ酸が水を相手に戻す性質が有る為、それ以上燃え広がりません。
撥水
撥水処理がされており漏水による断熱性能の低下はありません。木質繊維で出来たセルローズファイバーですが、製造過程で撥水処理がなされているので、水に浮かべても沈む事は有りません。また、雨漏り等の被害で天井の断熱材が多少濡れてしまっても、無機繊維のように水を吸って天井が落ちる様な事は有りません。断熱材の性能を落とさない様に撥水します。
安全
含浸してある薬品は医療にも使われているほど人体への影響はありません。セルローズファイバーの主要薬品ホウ素系化合物は地球に多く存在し様々な用途で活躍しています。身近な所では目薬やコンタクトレンズの洗浄剤、農業分野での必須肥料としても使われています。仮に口から摂取した場合食塩と同じ位の毒性でしか有りません。
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